筆者プロフィール

本名 高橋司、ベアレン創業メンバー。
ドイツの大学へ留学中にビールの魅力にハマり、国内地ビールメーカーでの経験を経て、現在に至る。

イングリッシュ・ペリーの話(その2)


洋ナシの品種を変更することで、液体の味わいがどれだけ変わったのか?
今回の変更点について少し詳しく製造チームに聞いてみた。

バートレットという洋ナシの品種は、
本場英国のペリーの製造でも使われており、以前から検討していた品種だった。

今回は、追熟される前に搾汁し発酵(当然ながら、加水は一切していない)させている。
発酵も上手く進み、だいぶ良い状態で仕上がっている。
とのこと。

今回、マイスターの宮木に聞いているのだが、
珍しく「強くおすすめしたい」と自信をのぞかせている。
(製造チームは、「悪くないよ」といつも控えめに言うのでよほど今回は自信がある、ということだろう)

★そこで、実際に試飲してみました!
まず、驚くのは淡い洋ナシの香り。すこし、青リンゴに近いニュアンスもあるが、
実際に口にすると酸がしっかりとあり、糖がキレッ切れ。
酸があるためペリーの味わいのバランスがしっかりととれており、
飲み終わりまで味わいにモタつきを感じませんでした。
まるで白ワインのような感じでした。

正直言って、昨年とは異なる味わいに仕上がっており、
果実の品種違いでここまで異なるのか!と驚いています。

確かに、誰かに「飲んでみてよ!」と言いたくなる味わいです。
私も強くお勧めします!

(製造数量が少ないので、早期完売の可能性が高いです...。)